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実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏が16日、自身のX(旧Twitter)を更新し、産経ニュースが紹介した「次期首相アンケート」に皮肉を交えて苦言を呈した。

産経ニュースのX公式アカウントは同日、「週刊フジ」Xアカウントが行ったアンケート結果を紹介。「次期首相には、誰がふさわしいと思いますか」と題した投票には過去最高となる28万4660票が集まり、高市早苗氏が95%でトップだったと紹介した。

ひろゆき氏はこの産経ニュースのポストを引用したうえで「外国人やらボットやらが投票出来るアンケートを民意かのように扱うと、田代まさしが1位になりますよ」と私見をつづった。

このひろゆき氏の投稿に対し、Xユーザーからは「じゃあ試しに架空の人物を選択肢に入れて実験してみましょう」「甲子園球場で好きな球団をアンケートするのも駄目」「田代砲、懐かしいなあ」「そのネタ、現代では意味のわからない人の方が多いのでは…」など、さまざまな声が寄せられている。

“田代砲”とは?

ひろゆき氏の言及した「田代まさしが1位になる」出来事は、2001年の米『TIME』誌オンライン投票「Person of the Year(パーソン・オブ・ザ・イヤー)」をめぐる“ネット事件”として知られている。

当時、掲示板「2ちゃんねる」上で田代まさし氏への大量投票を呼びかける動きが起こり、その結果、ウサマ・ビンラディンやブッシュ大統領を抑えて田代氏が1位に浮上。この投票行為は「田代祭」と呼ばれ、使われた多重投票スクリプトが後に「田代砲」と呼ばれるようになった。

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