万博公式HPより (19273)

via 万博公式HPより
開幕から一か月が過ぎた「大阪・関西万博」。連日多くの来場者で賑わいを見せる中、Z世代の若者たちはこの一大イベントをどう見ているのか――。

マーケティング調査を行う株式会社ワカモノリサーチが、全国の15〜20歳の若者213人を対象に「大阪・関西万博に行ってみたいと思うか?」というアンケートを実施。その結果、54.9%が「行ってみたい」と回答した。
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「ミャクミャクに会いたい」が最多 若者に意外な人気

「行ってみたい」と回答した若者の中で最も多かった理由は、「ミャクミャクに会いたい」「ミャクミャクのグッズが欲しい」というものだった。

開幕前は「不気味」「怖い」などの否定的な声も多かったミャクミャクだが、Z世代には一定の支持を得ていることがうかがえる。

また、「好きなインフルエンサーが行っていたから」「TikTokで女子高生が楽しそうにしていたから」といったSNS経由の影響も強く、YouTubeやTikTokといった動画プラットフォームに登場するインフルエンサーの発信が、若者の来場意欲に直結しているとみられる。

「値段が高すぎる」行きたくない理由の最多意見

一方、「行きたくない」と回答した45.1%の若者に理由を尋ねたところ、「値段が高い」「高くて払えない」という金銭面での意見が最も多かった。

実際、万博内で販売されている1杯2,000円のラーメンや、3,850円の「えきそば」などが報道され、庶民の金銭感覚とかけ離れているとの声も上がっている。

さらに、敷地内で「濃度のメタンガスが検知された」と日本国際博覧会協会が発表した件に関連し、「怖い」という不安を感じるという回答も少なくなかった。

運営側が若者の声をどう受け止め、今後の運営や広報施策に活かしていくかが、万博のさらなる盛り上がりを左右しそうだ。

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