中丸、漫画家デビューで子どもの頃の夢かなう

かねてから、漫画、イラストを描くのが趣味のKAT-TUN中丸雄一の漫画家デビューがついに決まった。青年コミック誌『月間アフタヌーン(講談社)』8月号(6月23日発売)より『山田君のざわめく時間』を短期集中連載する。

これまでもKAT-TUNのライブグッズやじゃにのちゃんねるのオリジナルTシャツ用にメンバーの似顔絵を描いたり、2020年には「Johnny’sSmile Up!Project」内で「ステイホーム4コマ」を披露。漫画家になることは小さい頃からの夢で、中学時代にいったんあきらめたが、7年前から再び漫画家を目指してコツコツ描き続けてきたという。シューイチで発表され、ファンは「中丸先生、おめでとう」「努力が実って良かったね」「やりたいことに積極的で有言実行な名かかる先生」など口々にたたえた。

ジャニーズ初の少女漫画家は高橋海人

だが、既に2019年4月発売の『ベツコミ(小学館)』少女漫画家としてデビューしていたのが、King&Princeの髙橋海人だ。姉の影響で小学生の頃から少女漫画を読み始め「少女漫画を描いてみたい」という夢を持っていた高橋。

2018年5月号より同誌で漫画の描き方を学ぶ連載『アイドル、ときどき少女まんが家。』を通して腕を磨き、その集大成として14Pにわたる恋愛経験なしの男子高校生のラブストーリー「僕のスーパーラブストーリー!!~王子と男子は紙一重!?~」を描き下ろした。「最初のモデルは平野紫耀だったがだんだん自分に似てきた」と明かしていた。


また、同誌8月号からはKing&Princeのコンサートの裏側をノンフィクションで描いた作品『ジャニーズとボク』を約3年に渡り連載

2018年5月にデビューしてシンデレラガールが大ヒット、舞台『JOHNNY’S  King&Prince IsLAND』、ドラマ『ブラック校則』などと重なる忙しい合間をぬって漫画の連載を続けた高橋。「いつそんな時間があったの」「才能にアッパレ」と、大きな反響があった。

最近では、King&Prince初のベストアルバム『Mr.5(ミスターファイブ』通常盤のジャケットのイラストを描き下ろした。メンバーカラーの6つの椅子が中央に並ぶ、カラフルで温かいタッチのイラストには、今までのキンプリの大切な想い出が少しずつぎゅっとちりばめられ、「愛がつまっていて胸熱」「アイディアも絵も天才」「アートセンス抜群」などファンに絶賛されてきた。

歌、ダンス、演技、MCなど幅広いジャンルで活躍するジャニーズだが、香取慎吾(元SMAP)や大野智ら、アートセンス、クリエイティブな分野でも個性豊かな才能を発揮しているタレントは数多い。今後の中丸の漫画家デビュー作品とその後、高橋にはまた素敵なイラストでCDジャケットを飾ってほしい。


〈ライター/佐藤ジェニー〉

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