「周期表をコンプリートしたい」──その純粋すぎる夢が、男の人生を狂わせた。
2023年8月、オーストラリア・シドニーの住宅街に、突如として警察、消防、救急、そして国境警備隊までが集結した。逮捕されたのは24歳の青年。彼はアメリカのウェブサイトから自宅に“あるもの”を届けさせていた。それは、プルトニウム。核兵器の材料にもなり得る、極めて危険な放射性物質だ。
現地の報道によれば、男性は“周期表の全元素を集める”という夢に取り憑かれていた、いわば「科学オタク」。切手や紙幣、硬貨なども集めていたが、今回はよりディープな世界…放射性元素の領域にまで踏み込んでしまったらしい。
彼の弁護士は「これは悪意のある輸入ではなく、知的好奇心に基づいた行動だった」としており、実際に荷物には彼自身の名前と住所が堂々と記載されていたとのこと。隠す気がまるでなかったことも、“無邪気さ”を裏付ける材料として語られている。
2023年8月、オーストラリア・シドニーの住宅街に、突如として警察、消防、救急、そして国境警備隊までが集結した。逮捕されたのは24歳の青年。彼はアメリカのウェブサイトから自宅に“あるもの”を届けさせていた。それは、プルトニウム。核兵器の材料にもなり得る、極めて危険な放射性物質だ。
現地の報道によれば、男性は“周期表の全元素を集める”という夢に取り憑かれていた、いわば「科学オタク」。切手や紙幣、硬貨なども集めていたが、今回はよりディープな世界…放射性元素の領域にまで踏み込んでしまったらしい。
彼の弁護士は「これは悪意のある輸入ではなく、知的好奇心に基づいた行動だった」としており、実際に荷物には彼自身の名前と住所が堂々と記載されていたとのこと。隠す気がまるでなかったことも、“無邪気さ”を裏付ける材料として語られている。
大掛かりな捜査に、過剰反応の声も
興味深いのは、当局がこの物質の輸送過程をあらかじめ把握していたにもかかわらず、わざわざ大規模な捜査チームを組み、消防や救急までも動員して逮捕に踏み切ったという点だ。
地元メディアの一部では、この対応を「過剰反応ではないか」と疑問視する声もあり、彼の弁護士も「最初から説明の機会を与えれば済んだ話だった」と批判している。
地元メディアの一部では、この対応を「過剰反応ではないか」と疑問視する声もあり、彼の弁護士も「最初から説明の機会を与えれば済んだ話だった」と批判している。
ネットで何でも手に入る時代の落とし穴
専門的なものまでネットで気軽に買えてしまう時代。そんな中で、知的な趣味が思わぬ方向に転がってしまった──今回の事件は、そんな“現代的な落とし穴”を象徴しているのかもしれない。
プルトニウムという“危険物”に触れたことで彼の人生は一変。見習い車掌だった職を失い、現在はファストフード店で働いているという。
果たして判決はどう下されるのか。注目の審理は2025年4月11日に予定されている。
プルトニウムという“危険物”に触れたことで彼の人生は一変。見習い車掌だった職を失い、現在はファストフード店で働いているという。
果たして判決はどう下されるのか。注目の審理は2025年4月11日に予定されている。