(C)AbemaTV,Inc. (25428)

via (C)AbemaTV,Inc.
「ABEMA(アベマ)」は21日、今を生きる女性たちの“幸せ”を本音で語り尽くすバラエティ番組『ダマってられない女たち season2』第12回を放送し、放送後より無料見逃し配信を開始した。

第12回では、アイドルグループ「大阪パフォーマンスドール」の元メンバーで、現在は特別養子縁組で迎えた2児の母として子育てに励む武内由紀子に密着。小学1年生の長男と幼稚園年長の長女、そして7歳年下のパン職人の夫との4人家族で賑やかに暮らす武内だが、その背景には“不妊治療”と“特別養子縁組”という大きな決断があった。

武内は40歳で結婚後、4年間にわたって不妊治療に取り組んだ。「採卵は20回以上やりました。45歳まではやろうと思っていたけれど、44歳の時に“この流れは変わらないだろう”とやめた」と振り返る。

しかし、不妊治療を断念しても、「子供を産むということは諦めがついてるんです。でも育てるってことに諦めがついてなかった」と、どうしても“子どもを育てる人生”を諦められなかったと語る。そこから養子制度を調べ始め、特別養子縁組へとたどり着いたという。

半年間の研修や審査を経て長男と出会った瞬間を、武内は「感動です本当に。“うわあ、この子かぁ…”って」と振り返り、産みの母との面会についても、「『本当に大切に育てます』ってことを伝えました。自分が産んだ子を手放すのはすごい覚悟だと思うし、その子が幸せになって欲しいから手放すってことだと思うので」と涙ながらに語った。
(C)AbemaTV,Inc. (25426)

via (C)AbemaTV,Inc.
しかし、子育てが始まるとすぐに葛藤が訪れる。「子育てがしんどいって言ってはいけないんじゃないか。言ったらウチじゃなくてもいいわけじゃないですか」と、“養親だからこそ”抱えた不安を明かす。

さらに、特別養子縁組では最低半年の試験養育期間が設けられており、「泣いててどうにもならない時もあるじゃないですか赤ちゃんって。でもそれを通報されたらどうしようとか。通報されたら終わりなので、それくらいピリピリしてた」と当時の緊張感を語った。


(C)AbemaTV,Inc.
長男が原因不明の体調不良で体重が19kgから15kgまで落ちた時期には、「ずっと一緒にいるのは私なので、自分を責めていた」と思い詰める日々もあったという。だが、夫や家族と力を合わせて困難を乗り越えてきたことで、武内は“家族の絆”の意味を改めて知ったと話す。

「嘘はつかない、隠し事は絶対しない、子供たちとちゃんと向き合うことが絆を積み重ねていくこと」

という考えから、すでに子どもたちに“実の親ではない”ことを伝えているという。「今は本当の家族になる過程。だから今後もこれからも手を抜かずに育児したいんです」と語ると、スタジオから大きな拍手が送られた。

番組では元乃木坂46の衛藤美彩も不妊治療の経験を語り、「採卵20回ってとてつもない事なんですよ」と涙ながらに武内に共感。「私も改めて子どもと向き合おうって思えました」と話した。

関連する記事

ライター