玉木雄一郎氏公式Xより (19523)

via 玉木雄一郎氏公式Xより
国民民主党の玉木雄一郎代表が28日、自身のX(旧Twitter)を更新し、同日の衆議院農林水産委員会における「備蓄米は1年で家畜のエサ米になる」との発言について釈明した。

投稿では、「誤解があるようなので補足します」と前置きし、備蓄米制度の仕組みについて詳細に説明。添付した図を用いながら、「現在の備蓄米制度は「棚上備蓄」という方式を取っており、主食用米として使用しなければ、5年持ち越し分は家畜のエサとして(飼料用米として)放出されることになっています」と説明した。

今回、中小スーパーなどに流通する予定の2021年産備蓄米については、「何もなければあと1年で飼料用米として安く売り出す予定のものでした」とし、自身の発言が制度の事実に基づいたものであることを強調した。

その上で、「私が言いたかったのは、こうした元々安いお米を安く市場に出すのもいいが、やはり消費者からすれば、いつも食べていたササニシキやコシヒカリなどの値段がもっと手頃な水準になってほしいはず」と指摘。

続けて「備蓄米を放出するだけでは、こうした銘柄米の価格は下がらず、石破総理の言った3,000円台の実現は難しいのではないか。この点について小泉大臣の認識を聞いたわけです」と、発言の真意を説明した。

さらに、「今やるべきことは、行き当たりばったりで輸入米を増やすようなことではなく、半世紀続けてきた『減反政策』による価格調整から卒業し、主食たる米を安定供給できる体制をつくりあげることです」と主張。「その際、農家の再生産可能な所得を補償する新たな直接支払い制度が不可欠で、国民民主党は『食料安保基礎支払い』を提案しています」と、政策をアピールした。

この投稿に対して、ネット上では賛否両論が噴出している。

「それでも備蓄米を家畜の餌と言う発言は配慮に欠けてる」「『あの場で言う話か』ってことなんですよ」「言葉の選択に問題がある」といった批判的な声がある一方で、「玉木氏の言う通り」「質疑を見た限り、玉木代表が正論だと思う」と擁護する意見も寄せられている。

また、「1年後に飼料用に回される備蓄米があるという事実を、国民が知るのは意味がある」という声や、「ニュースで一部を切り取られているだけでは判断できない」とする冷静な視点も見受けられた。

玉木氏は投稿の最後で「実際の質疑を見ていただけると、こうした趣旨がお分かりいただけると思うのでご覧いただければ幸いです」と呼びかけている。

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