Adobe Stock公式HPより引用 (19803)

via Adobe Stock公式HPより引用
ヤクルト本社によるAdobe製品の活用事例を紹介したAdobe公式ブログの記事が、ネット上で思わぬ形で注目を集めている。

問題となったのは、5月29日にAdobeが公式ブログで公開した「株式会社ヤクルト本社 無制限のストック素材と強力な生成AI機能を有効活用」と題した記事。記事中、ヤクルトの広告部・制作課の担当課長がストック素材の活用について語る中で、「ラフを作成するのにも、画像に透かしが入っていると見栄えが悪いので、Photoshopのスタンプツールでひたすら消すということもやっていました」と発言する部分があった。

ここで言う「透かし」(ウォーターマーク)とは、著作権保護のために画像の上に重ねて表示される文字やロゴのことで、無断使用を防ぐ目的がある。

この発言内容に対して、ネット上では「これ書いていいのか?」「堂々と公言して大丈夫?」 「クリエイティブ産業であるAdobeがこれ載せちゃうのはまずい」「これ言っちゃだめだしAdobeが絶対載せちゃだめなやつでしょう」といった疑問の声が相次いだ。

ネット上での疑問の声を受けてか、Adobe側は記事の該当箇所を「ラフを作成するのにも、画像に透かしが入っていると見栄えが悪いので、Photoshopのスタンプツールでひたすら消して、採用が決まると本番画像を購入して差し替えるといったこともしていました」などと修正し、「※一部利用規定について誤解を与える表記があったため訂正しました。」という注釈も添えられた。

修正後の表現では、最終的には正式に画像を購入していることが明示されており、これに対してネット上では、「最終的な商用使用じゃなきゃ問題ないはず」「商用利用時はちゃんと購入しているっぽいのでギリギリセーフ、なのか?」「まあ最終的に買ってるならギリセーフか」といった声も寄せられている。

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