9月6日放送のテレビ東京「家、ついて行ってイイですか?」に、元ジャニーズJr.の双子が登場した。

終電を逃した一般人に「タクシー代を支払うので、家について行っていいですか?」と声をかけ、家に行って色々な話を聞くバラエティー番組。

西日暮里駅で声をかけられたのは、ダンスヴォーカルユニット「CLUSTAR.」のDaikiとYuta。双子で、ライブ配信アプリ「LINE LIVE」では「堀越ついんず」として配信し、多くのフォロワーを抱える人気ユーザーだ。

紅白やスマスマにも出演

実は高校2年生でジャニーズJr.入りした二人。当時の裏話をYutaが語り始めた。

「オーディションたくさんあって、5次審査ぐらいあるんですよ。書類審査に12万通ぐらいきて、一次審査にいるのは2、300人。振付師さんが二人いていきなり『踊って下さい』みたいな。いやいやいやいや、ダンスやってないですけど!みたいな。全員マネするだけ」

2次審査で半数ほどにしぼられ、4次審査ではジャニー喜多川社長がいたそう。審査員から特技を見せてと言われたが、「何もやってないですけど通りました」。

最終審査は20人ほどで、半分ずつグループに分かれて踊った。そこにもジャニーさんがいて、「ずっと小さい紙に何か書いてるんですよ。多分合格者を決めてるんですよ」。

その審査では片方のグループが全員合格。それから2~3か月後、二人はHey! Say! JUMPのバックとして、4~5000人ほど入る会場でデビューしたという。

「一番最初、出た時のお客さんの悲鳴、びっくりしすぎてド緊張ですよ。髪のいじくりが止まんないです、本番前」

山田涼介、知念侑李、中山優馬のユニット「NYC」のバックとして紅白歌合戦、「SMAP×SMAP」の「ジャニーズJr.100人アンケート」と、有名番組にも出演したが、3年ほどで辞めた。

8時間続くレッスンもあり、「めっちゃ辛いよね」(Daiki)、「4時間やっても覚えられないし、何でこんな難しいの!?って思って」(Yuta)と振り返る。二人で公園で練習したこともあったとか。

「後ろじゃなくてメインになりたかった」

最後に出演したのが、5大ドームツアー「ARASHI Live Tour 2013 “LOVE”」だった。Yutaが思い出を明かす。

「必ず円陣組むんですよ。櫻井翔くんが左にいたんですよ。俺がちょっと緊張して、手が震えてたんですよ。そしたら翔くんが『寒いのか?大丈夫?』って。めっちゃかっけえと思って。惚れてしまうわ」

Daikiが「抱かれたいね」と言うと、Yutaは「おかしいだろ!」と突っ込み、双子ならではのコンビネーションを見せていた。

辞めた理由は、「メインになりたい。後ろじゃなくて前にもっと出たい。デビューまで何年かかるかわかんなかった。数か月後にデビューできるかもしれないし、10年後かもしれない。違うグループでやる方がよかったって選択肢でした、僕たちは」とYuta。

今は人気番組に出演することも、大きな会場でライブすることもない。だが、「今の方が自分のファン様と接することがたくさんできているのでよかったと思います。より近くでパフォーマンスを見せられるし、接しられる。まったり話せるんですよね。東京ドームとか(ファンの顔が)見えないんですよ。今は普通に見えますね」と、辞めた後悔は全くないようだ。

最後は、将来の夢として「自分たちを応援してくれるファン様を盛り上げて、楽しませたいのが一番です」と語っていた。

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