トランプ氏によるハーバード大“締め付け”は息子不合格の復讐？ 夫人が噂を否定「出願したことはない」

アメリカのトランプ大統領とハーバード大学との間で続く緊張が、思わぬ形で一家の末子・バロン氏にまで波及している。トランプ氏が助成金の支給停止や留学生の受け入れ禁止など、ハーバードに対する圧力を強める中、SNSでは「バロン・トランプ氏が同大学に不合格となった復讐ではないか」とする陰謀説が拡散した。

これを受け、メラニア・トランプ夫人の広報担当者がFOXニュースなど米複数メディアの取材に応じ、「バロン氏がハーバード大学に出願したことは一度もない」「まったくの誤りだ」と明言。ネット上の臆測を明確に否定した。

バロン氏は現在19歳で、ニューヨーク大学に進学。ビジネスを専攻し、1年目を終えたばかりだという。トランプ氏は過去に「いくつかの大学から入学の誘いがあった」と語っていたが、具体的な大学名は公表していない。

トランプ政権は4月以降、ハーバード大学に対し「多様性、公平性、包括性（DEI）」プログラムの停止や、反ユダヤ主義に対する明確な対処を要求。大学側がこれを拒否したことで対立が激化し、4月末には政府との全契約を打ち切る方針が示された。