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大阪万博会場で着火すれば爆発を起こす濃度のメタンガスが6日に検出された件について、大阪府の吉村洋文知事は8日、万博推進本部の会議後に行われた会見の中で、自身の見解を示した。

「自然換気をすれば対応ができる」

メタンガスが検出されたことについて問われた吉村知事は、「メタンガスは空気より軽いので、きちんと自然換気をすれば対応ができるというものになります。それが単体で何か爆発するというものでもないです」と説明した。

続けて、ガスが検知された場所について、「建物では強制換気と地下ピットの自動検知システムをやってますが、今回はマンホールの下で、建物ではないため自動の監視システムを設置することはできません」と述べた上で、「毎朝チェックするというプロセスをやっていて、朝の確認ではゼロでしたが、夕方には出たということです」と経緯を明かした。
吉村知事は今後の対応策にも言及し、「まずはこういった建物外のところについてもガスの検知の回数を増やして、きちんと確認を、モニタリングを増やしていく」との考えを示した。

また、検知された場所は比較的メタンガスが出やすい場所であるとし、「マンホールを立ち入り禁止にして、マンホールの蓋をもう開けておく。そういった対応をするという風に協会から報告を受けてますし、メタンガス対策についてはしっかりと対応を取っていきます」と具体的な対策を明らかにした。

最後に、記者から「安全性に問題はないと?」と問われると、吉村知事は「ええ。安全性に問題がないようにきちんと対応していきます」と締めくくった。

今後の対応策にも言及

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