GACKT公式Xより (19723)

via GACKT公式Xより
ミュージシャンのGACKTが2日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、「一番好きな食べ物」を明かした。

GACKTは、ネット上で話題となっていた「備蓄米の試食会にGACKTを呼べ」との声を取り上げた記事を引用し、「『GACKTを呼べ』と言われるのは光栄な話だが、流石に国民を代表するのは荷が重すぎる」と反応。その上で、自身の米に対する考えを丁寧につづった。

GACKTはまず、「26の時、バンドからソロになったタイミングで一番好きなものを辞めようと決めた」とし、「それ以来、片手にお碗を持っての食事を一度もやっていない。カレーライスも寿司も食べていない」と明かした。

それでも「コメの味を忘れたことは一度もない。むしろ他の人よりコメに対する憧れは強い」と語り、「『一番好きな食べ物は?』と聞かれれば必ずこう答える。【古古米を炊いた後に冷やして食べるご飯】」と告白した。

さらに、「コメが古くなることイコール、【劣化する】というイメージから不味いと決めつけている人も中にはいる。が、ボクはそう思わない」とし、「一番重要なことは、そのコメ自体のポテンシャル。コメは寝かせれば中に閉じ込められた水分が少しずつ無くなっていく。但し、ポテンシャルのあるコメは減りながらも味が濃厚になる。この考え方は、魚や肉、ワインのエイジングに近い」と独自の“米理論”を展開。

「良い水質で作られたコメは凝縮された旨味が溢れてくる。そしてその炊いたコメを冷やすことで更にその違いが細かくわかる様になる」とし、「古米・古古米の冷えたご飯で本当に美味しいコメは、そのポテンシャルがそもそも高いものだということ。その冷えたご飯とカレーを一緒に食べるとエグいレベルで美味い」と力を込めた。

加えて、「そしてもう一つ大事なのは保存状況。それはどんなものでもエイジングをしたから美味しくなるわけではなく、美味しくするための保存状況、条件があるということ。他にもいくつかの条件はあるが、これをクリアーした古米、古古米は腰を抜かすほど美味しい」と続けた。

炊飯時の工夫についても、「コメを炊くときには昆布や酒を入れると気になる匂いがなくなって独特の食感を堪能することもできる」とアドバイスし、「これを機にコメを食べる人はどうやったら更に美味しくなるかを追求してみてはどうだろうか?」と呼びかけた。

最後は「コメをただ当たり前に食べるのではなく、味に追求することでいろんな発見がある。ボクの人生でコメを食べることはもうない。ボクの代わりにコメを心から楽しんで貰いたい」と締めくくった。

GACKTの投稿に対し、Xユーザーからは「米を食さない人が食べる人以上に美味しさわかってるの脱帽」「一流で違いがわかるからこそですね」「お米のエイジングとは驚きです」「その古古米にはなかなか出会えないでしょうね」といった声が寄せられている。

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