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コスタリカ北部にあるポコシ刑務所で、体に違法薬物を括り付けられた猫が侵入しようとしたところを警備員が発見・捕獲し、受刑者に薬物が渡るのを防いだという異例の事件が発生した。

コスタリカ司法省の発表によれば、事件が起きたのは今月初旬の夜。ポコシ刑務所の警備員が、敷地内の緑地で不審な動きをする猫を発見。注意深く観察した結果、その猫の体には白い包みが二つ括り付けられているのが確認された。

警備員の素早い対応によって猫は確保され、包みが取り除かれた。検査の結果、1つの袋からは大麻235.65グラムが、もう1つからはクラック・コカイン67.76グラムと巻紙が確認されたという。薬物は直ちに押収され、猫は国家動物衛生サービス(SENASA)に引き渡された。

この事件は司法省の公式Facebookで映像付きで報告され、ネット上には怒りと猫の安否を気遣うコメントが相次いでいる。

「ひどい奴らだ、こんなかわいそうな動物を愚かな目的で使うなんて」
「なんてひどいことをするんだ。かわいそうな子猫、早く愛してくれる家族が見つかることを願う」
「人間はなんてひどいことをするんだ」
「人間の仕業か。言葉が出ない」
「最初でも最後でもないだろう…かわいそうな動物たち。」
「誰かあの猫を引き取ってくれないかな」
「どうか、見つけた場所に戻さないでください。同じことをされるか、もっとひどい目に遭うかもしれません」

なお、コスタリカでは動物を利用した密輸の例は過去にも確認されており、2015年には、受刑者がハトを訓練し、獄中に麻薬を密輸させたという事件が発生している。

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