批評家の東浩紀氏が22日、自身のX(旧Twitter)を更新し、女性初の首相となった高市早苗氏を巡る一部の報道に対し、苦言を呈した。
発端となったのは、毎日新聞のXアカウントが投稿した「女性初の首相「素直に喜べない」 ジェンダーの専門家が抱く懸念」と題した記事ポスト。「高市氏が女性初の首相に選ばれ『ガラスの天井』が破れました。しかし高市氏のこれまでの保守的な発言に、ジェンダー平等を訴えてきた人たちからは『素直には喜べない』との声が漏れます」などと記事内容が紹介されていた。
東氏はこの投稿を引用した上で「特定の人々が『素直に』喜べるかどうかを、報道する必要があるだろうか。女性にも政治的多様性がある。女性全員が支持するひとだけが女性首相になることなどありえない」と指摘し、「おそろしく幼稚な議論だ」と苦言を呈した。
さらに東氏は、記事中におけるジェンダー専門家の「彼女は女性であることを時に押し出しながらも、あまりジェンダーに興味がないというか、アンチジェンダーという人に見えます。自分を女性のロールモデルとして位置づけてアピールするかは疑問です」との発言を引用した上で、「これそのものが女性へのジェンダーロールの押し付けにほかならない」と指摘。
最後に「高市氏を批判するのはいいが、この議論の立て方はおかしい。なぜリベラルはこんなにダメになってしまったのだろう」とつづった。
発端となったのは、毎日新聞のXアカウントが投稿した「女性初の首相「素直に喜べない」 ジェンダーの専門家が抱く懸念」と題した記事ポスト。「高市氏が女性初の首相に選ばれ『ガラスの天井』が破れました。しかし高市氏のこれまでの保守的な発言に、ジェンダー平等を訴えてきた人たちからは『素直には喜べない』との声が漏れます」などと記事内容が紹介されていた。
東氏はこの投稿を引用した上で「特定の人々が『素直に』喜べるかどうかを、報道する必要があるだろうか。女性にも政治的多様性がある。女性全員が支持するひとだけが女性首相になることなどありえない」と指摘し、「おそろしく幼稚な議論だ」と苦言を呈した。
さらに東氏は、記事中におけるジェンダー専門家の「彼女は女性であることを時に押し出しながらも、あまりジェンダーに興味がないというか、アンチジェンダーという人に見えます。自分を女性のロールモデルとして位置づけてアピールするかは疑問です」との発言を引用した上で、「これそのものが女性へのジェンダーロールの押し付けにほかならない」と指摘。
最後に「高市氏を批判するのはいいが、この議論の立て方はおかしい。なぜリベラルはこんなにダメになってしまったのだろう」とつづった。
「しかし、彼女は女性であることを時に押し出しながらも、あまりジェンダーに興味がないというか、アンチジェンダーという人に見えます。自分を女性のロールモデルとして位置づけてアピールするかは疑問です。」
— 東浩紀 Hiroki Azuma (@hazuma) October 21, 2025
これそのものが女性へのジェンダーロールの押し付けにほかならない。

