宇宙飛行士の若田光一氏が自身のX(旧Twitter)に、国際宇宙ステーション(ISS)内で“ひとり野球”をする映像を投稿し、大きな話題となっている。

投稿されたのは3月18日。メジャーリーグ(MLB)の開幕戦が日本で開催されることに触れたうえで、「無重力ならチームはいりません。すべてのポジションを自分ひとりでこなせます」として、過去のISS長期滞在中に撮影した映像を紹介した。

映像では、若田氏が自らボールを投げ、そのボールを無重力の中でスーッと遊泳しながら追い越し、バッターとして打ち返し、さらには飛んだボールを自らキャッチするという一連の動作をこなしている。

特に、自分で投げたボールを追い越してバッターに回るという動きは、地上では絶対に不可能。これを見たユーザーからは、「信じられない」「すばらしい仕事だ」「これは史上初の出来事だろうな」といった驚きの声が多く上がった。中には「NASAじゃなくてMLBに所属すべき」「ISS史上最高の宇宙ドッキリ」といった反応も見られ、科学とユーモアが融合した投稿に多くの人が興味を引かれたようだ。
実はこの映像、昨年11月にも一度公開されている。当時の投稿では、大谷翔平選手へのリスペクトを込めて「大谷翔平選手の素晴らしい活躍にはいつも励まされます」と綴り、地球では不可能な野球のプレーがISSでは実現できると紹介。「投げて・打って・守る“三刀流”プレーヤーになれます!」と語る若田氏は、いつも大切にしているという「夢・探究心・思いやり」の言葉を記したボールを使ってプレーしていたことも明かしていた。

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