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「ABEMA(アベマ)」が22日朝、ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督に独占インタビューする企画『おはようロバーツ』を放送した。

放送はポストシーズン進出決定直後、監督の自宅で収録されたもので、大谷翔平の起用プラン、9月に絶好調の山本由伸の評価、さらにブルペン再構築の課題や私生活の一幕まで、幅広いトピックが語られた。

■大谷翔平のノーヒット投球を絶賛「プレーオフ級パフォーマンスでした」

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9月17日のフィリーズ戦で5回ノーヒットの快投を見せた大谷翔平について、ロバーツ監督は「翔平の投球はすごかった。プレーオフ級パフォーマンスでした」と賛辞。6回以降の続投を見送った理由については「翔平が先発する時は毎回イニング数を厳しく設定しているから、本当は次の回まで投げてもらいたかったが計画を急に変えるのは翔平に対してフェアではない」と説明した。

ポストシーズンでの“クローザー起用”の可能性について問われると、まずは「話していません」と現時点での協議を否定。そのうえで「確かに翔平はクローザーをやってもいいと言うと思うけど、プレーオフでは先発を託したい。翔平はワイルドカードの試合で先発をする予定」と、先発起用を基本線とする考えを示した。

一方で、大谷の資質については「彼のメンタルはクローザー向き。彼は相手を打ち負かそうという強い精神を持っているし、素晴らしい速球と変化球も持っている」「三振も取れるし、あまり四球も出さない。重要な局面でも恐れない。クローザーのメンタルを持っている」と高く評価した。

■山本由伸の9月防御率0.86を解析「フォームには欠点がない」

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9月に月間防御率0.86と圧巻の数字を残す山本由伸については、「投げる時は必ず好投して、エースとして勝たなきゃいけないことを理解している」と責任感と安定感を称賛。技術面では「彼のフォームには欠点がない。彼は決して大きくないけど」と前置きしつつ、「すべての球種が同じ投球フォームから投げられる。彼が投げる球はフォーシーム・ツーシーム・スプリット・カーブ全部同じに見える。だから多くの打者が空振りする」と“奪三振の理由”を分析した。

9月7日のボルチモア・オリオールズ戦で、山本選手は9回2アウトまでノーヒットノーランの快投を続けたものの、直後に4失点を喫し逆転負け。この“まさかの敗戦”について、ロバーツ監督は「監督として経験した最もクレイジーな試合。あんな試合を見たことがない」と驚きを口にしつつ、「今はブルペンが安定しなくなった。先発が良くてリードもしているのに試合終盤に逆転されるのは辛い」と、9月以降のブルペン再構築の課題にも言及した。

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