藤田文武氏公式Xより引用 (24822)

via 藤田文武氏公式Xより引用
共産党機関紙「しんぶん赤旗」は4日、日本維新の会の藤田文武共同代表に対し、同紙記者の名刺画像をX(旧Twitter)に投稿した行為について、投稿の削除と謝罪を求めた。

同紙は、公式サイト上で、編集局長の小木曽陽司氏と日曜版編集長の山本豊彦氏の連名で「記者の名刺画像公開の削除と謝罪を求める申し入れ」と題した声明を発表。

声明によると、藤田氏は10月30日未明、自身と公設第1秘書をめぐる「公金2000万円還流」に関する取材を行っていた「しんぶん赤旗日曜版」の記者が提示した名刺の画像を、本人の同意なくX上で公開したという。

これについて、同紙は、「政権与党の維新の共同代表である貴殿が、自身に批判的な取材をしている記者の名刺をネット上に公表することは、権力監視の報道を妨害し、威嚇するもの」と厳しく批判。

また、「記者個人への攻撃や嫌がらせを誘発する危険性があり、正当な取材活動を萎縮させる効果」をもたらすと指摘し、「取材のために提示された名刺を、取材目的以外で使用し公開することは、社会通念上も許容されるものではありません」と主張した。

さらに、藤田氏に対し、「一、X(旧Twitter)アカウントに投稿された、記者の名刺画像を含む投稿を速やかに削除すること」「二、記者個人の情報を公開したことについて、赤旗編集局および当該記者に対して謝罪すること」「三、今後、取材活動を行う記者個人を標的とするような行為を行わないこと」の3点を申し入れた。

同紙は、申し入れに対する回答を11月10日までに書面で求めるとしており、名刺の削除や謝罪がない場合には、「法的な検討に入ることをご了解ください」と警告し、法的措置の可能性を示唆した。

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