すかいらーくホールディングス公式HPより引用 (21845)

via すかいらーくホールディングス公式HPより引用
すかいらーくホールディングスは7月30日、同社が運営する「テイクアウトサイト」が第三者の不正アクセスを受け、最大で2270件のクレジットカード情報が漏えいした可能性があると発表した。

漏えいが懸念されるのは、2025年4月30日から5月7日の間に同サイトで新規にクレジットカード登録した利用者であり、氏名・性別・生年月日・電話番号・メールアドレス・カード番号・有効期限・セキュリティコードといった情報が対象となる。

すかいらーくは、2025年5月7日に不正アクセスを確認した直後に同サイトを閉鎖し、専門調査会社による調査を開始。6月24日に調査が完了し、今回の公表に至った。対象となる利用者には、7月30日より順次、電子メールにて個別にお詫びとお知らせを送付しているという。

同社は「クレジットカード会社と連携し、漏えいした可能性のあるカードの取引をモニタリングしており、不正利用の防止に努めている」と説明。利用者にも、明細書に不審な請求がないか確認し、万が一記載があった場合はカード裏面記載の会社へ連絡するよう呼びかけている。また、カードの差し替えを希望する場合、再発行手数料はすかいらーくが負担するという。

原因は「システムの一部の脆弱性を悪用した不正アクセス」であったとし、現在は再発防止のためセキュリティ対策と監視体制の強化を進めている。クレジットカード決済機能の再開時期については、今後あらためてウェブサイト上で通知する方針。

なお、この件については5月8日に個人情報保護委員会および所轄警察署へ報告・相談済みであり、同社は今後の捜査にも全面的に協力していくとしている。

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