TOKIOの長瀬智也が9月20日、自身のレギュラーラジオ「SUZUKI Presents NAGASE The Standard」(TOKYO FM)で楽曲制作やグループ愛について語った。

「ソロでやるほうがよっぽど楽。でも僕はTOKIOが好き」

この日は、TOKIOが主題歌を担当するドラマ「わにとかげぎす」(TBS)の話題から、楽曲制作にまつわる話に。

長瀬のPCには、日の目をみない楽曲を含め、今までに作曲した楽曲が数百曲眠っており、作業が煮詰まった際にはその楽曲たちを聴いて振り返るという。

「僕らTOKIOっていうのはね、プロのミュージシャンではありませんから。プロのバンドではありますけども」「難しいことやっちゃえばどんなアレンジだって出来たりもするし、表現をする武器になるわけですよね。でも僕らは自分達でそれをライブで演奏して、表現、再現しなきゃいけないわけですから。やっぱその身の丈に合わせて作らなきゃいけないんですよね」

さらに、「メンバーにも演奏してる時に楽しんでもらいたいし、愛してもらいたいし。そういうテクニックじゃないところで僕はやっぱり頑張りたいなって、常に心がけてやってるんですよね」と、作曲する上での思いも語った。

また、「だからやっぱり、そのためには自分がいいって思うメロディーとか、楽器だったらフレーズを生み出すっていう手だてしかなくて」「そんな中で思うことっていうのが、まぁちょっと言い方悪いかもしれないですけど、ソロでやるほうがよっぽど楽だなって」と作曲者としての苦悩を言葉にし、「でもね、僕はね、バンドが好きなんですね。TOKIOが好きなんですね。それでやることに意味があるって思ってるんですよ」とグループへの愛情を語った。

TOKIOの活動を通して、ひとりで楽曲を生み出す難しさを知ったという長瀬は、ドラマ主題歌への起用について、「かっこいい作品の主題歌に選ばれただけで僕は満足なんです。なんかもう売上なんてどうでもいいっすね」とコメント。

「いま僕、会社の人間として最低な事言いましたね。でもね、表現者としてはそういう考えで僕は正しいと思っているから。逆に売り上げを気にしてしまう人が可哀想に思ってしまうぐらい、僕は大満足なんですよ」と語り、最後には「TOKIOのファンの皆さんも愛してくれて、メンバーも愛してくれて、その周りにいるスタッフも愛してくれて、もうこんな幸せな事ないでしょ」と熱く語った長瀬。

放送後のツイッターでは、「号泣してしまった」「本当にTOKIOが大好きなんだね」「TOKIOのファンで良かった」と感動したリスナーの声で溢れていた。

普段は「ザ!鉄腕!DASH!!」などバラエティ番組での活躍が話題に上がりがちなTOKIOだが、今後は自分たちの音楽を追求し続けるバンドとしての在り方に共鳴するファンも増えていくことだろう。

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