柳美里氏公式Xより引用 (21304)

via 柳美里氏公式Xより引用
芥川賞作家の柳美里氏が、12日に自身のX(旧Twitter)を更新し、日本で高まる外国人排斥の声について複雑な胸の内を語った。

柳美里氏は、「『外国人は日本から出て行け!』の声がかつてないほど大きくなっている。おおやけに、外国人排斥を叫んで良いことになり、それによって多くの支持を集めている」と指摘。

続けて「日本で生まれ育った外国人は、いったいどこへ出て行けばいいんでしょうかね?わたしは外国人です。もちろん、投票券は届きません。選挙期間中は、様々な情勢を至近距離から遠目に眺めている」と心境をつづった。

柳美里氏はさらに、「2021年10月の第49回衆議院議員総選挙の時に、大炎上して新聞記事にもなった柳美里のポストをリツイートします」と述べ、当時の投稿をリポストした。

そこには「わたしは日本における参政権が無いので、投票をしたことがありません。日本という国は日本国籍を有する人だけで構成されているわけではありません。参政権を持っている人には、持っていない人の境遇や立場を、頭と心の片隅に置いておいていただけると、うれしいです」とつづられていた。

この柳美里氏の一連の投稿に対し、Xユーザーからは「悲しいけど、日本という国に他者に優しくする余裕が無くなってしまったのですよ」「心の狭い日本人が多くて申し訳ない」「日本を常に敵視したり、批判ばかり繰り返していれば、周囲の人からすれば、そこまで言っててなんで日本に住んでるの?って話になるのは当然」「日本のルールを守り、静かに暮らしている外国の方々を批判しているわけではありません」「日本の法(ルール)を守らない・守れない外国人は出て行けと言ってるだけ」など、さまざまな声が寄せられている。

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