ロバーツ監督、大谷翔平の投球フォーム変化に「今のところ心配していない」佐々木朗希のフィジカル強化に期待も

「ABEMA（アベマ）」は9月1日、ロサンゼルス・ドジャースを率いて昨シーズンのワールドチャンピオンに導いたデーブ・ロバーツ監督への独占インタビュー企画『おはようロバーツ』を放送した。インタビューはドジャースタジアム内の監督室で行われ、大谷翔平選手の復帰登板や佐々木朗希選手の新たな挑戦について語られた。

大谷翔平は8月14日のエンゼルス戦で復帰後初めて5回に突入。連打を浴びて途中降板となったが、マイク・トラウトとの対戦は大きな注目を集めた。ロバーツ監督は「5回までやってみようと私が決めた」と明かし、「翔平が次の段階に進む準備ができていると感じた。1週間ほど早かったかもしれない」と予定を前倒しした理由を説明した。

さらに、大谷の投球フォーム調整について「今のところ心配していない」とコメント。「彼が腕の角度やフォームを少し変えたことは知っている。それがただ単に今の彼にとって投げやすいのか分からないが、現時点ではあまり心配はしていない」と冷静に評価した。

一方、佐々木朗希については新たに“ツーシーム”と“カットボール”に取り組んでいることに言及。「この2つは空振りを取るための球ではない」「打者に芯を外させて打たせるようにする球。右打者には少し沈ませてゴロを打たせたり、左打者や右打者に対して小さくカットさせてゴロを打たせたり。彼のフォーシームをより生かすためのもの」と、その狙いを解説した。

また、「朗希は体が大きくなった」「朗希の体を鍛えるため、ストレングスコーチと話をした。ここ2か月は一所懸命鍛えていたよ。そのフィジカルを投球に生かさないといけない」と述べ、フィジカル強化にも期待を寄せた。

このほか、ドジャース史上最速166.2キロをマークしたエドガルド・エンリケス投手についても「彼は若いがとても才能がある」「特別な存在になる」と称賛した。

『おはようロバーツ』は現在もABEMAで無料配信中である。